スケジュール管理のコツあり!社長が行うべき3つの柱となる仕事

「他の企業の社長って毎日何をしているのだろう…?社長の毎日の仕事が知りたい!」

「中小企業ゆえの特別な社長の仕事ってある?」

社長の仕事…と聞くと様々なものをイメージするでしょう。それこそビシバシと社員に指示を出して会社を引っ張っていくことから、銀行と交渉して融資を得ることまで、社長の仕事は幅広いのです。

しかし、そうであるからこそ具体的な仕事はイメージしにくくなっていますよね。

そこで今回の記事では、社長が普段どのような仕事をしているかについて解説していきます。

中には現にあなたが行っている仕事もあるでしょうが、一度ここで社長の仕事を体系的にまとめてみましょう。

そうすることで、社長としての毎日を振り返るきっかけが生まれ、それがあなたの会社をさらに成長させることにつながるはずです。

記事の最後では社長の1日のスケジュールの例を紹介するので、あなたの毎日と照らし合わせてみてください。

社長の3つの仕事

はじめに社長に必ず必要となる3つの仕事を紹介します。3つというのは非常に大まかな分類になるので、そこから導き出される具体的な業務もあわせて解説します。

社長に求められるのは以下の3つであるということを常に意識することでビジネスが円滑に回るようになるでしょう。

事業を続け、継続的な利益を得ていく

1つ目は「事業を続け、継続的な利益を得ていく」ことです。あまりに当然ですが、シンプルであるがゆえに難しいのも事実ですね。

この仕事におけるキーポイントは「継続的な利益」という点です。つまり単発で売上を立てるだけではなく、継続できるビジネスを生む必要があります。

そのことから以下の4つの業務が導き出されます。

  • 資金を得る
  • 売上をたてる
  • 会社における決断主体、責任主体となる
  • 財務諸表の数字から会社の状態を把握する

ここまで分解しても未だ曖昧ではありますが、上記の4つがあるとビジネスは継続的なものとなります。

銀行から融資を受けるのも、売上から利益を生みだして次年度の資金とすることも、新しい事業の決断もすべてビジネスを継続的な利益を得られるものとするために行われます。

また見逃してはならないのが財務諸表から会社の状態を把握し、問題点に早期に対処することです。

特に会社の規模が大きくなると、社長の目で全ての現場をチェックすることができなくなるため財務諸表を読み取る力は非常に重要になります。 

人を束ねる

社長の2つ目の仕事は「人を束ねる」ことです。会社の会社たる所以は「複数の人物が集まって事業活動を営む点」にあります。

個人で事業を営むならば個人事業主で良く、敢えて会社という形態をとる必要はないためです。そして複数の人物が集まるからこそ利益を効率的にあげることができ、また規模の大きな事業を可能になります。

例えば会社の中には社長よりもプログラミングが得意な人物がおり、社長よりも営業成績を上げられる人物がいます。

これは決して悪いことでありません。こうした才能を束ねて事業を効率化することこそ社長の役目です。

人を束ねる仕事から導き出される業務には以下の4つがあります。 

  • 経営理念やクレドを通してビジョンを見せる
  • 適切な社員を採用する
  • 社員が健康を維持しながら働くことのできる労働環境を提供する
  • 社員が効率的に利益をあげることのできる環境を作る

経営理念やクレドは疎かにされがちですが、実は非常に重要です。これらがあることで、会社の個性が生まれ、それが市場における強みとなるのです。

その上であなたの会社に相応しい人物を採用し、彼らに適切な労働環境を与えることが重要です。

社長の仕事は社員に給与を支払うことにとどまらず、彼らが健康を維持しながら自らの能力を最大限に発揮できる環境を作らなければならないのですね。

会社として社会の中で一定の役割を果たす 

こうして人を束ねて継続的に利益を生むビジネスを作り上げたところで大切なのは3つ目の仕事である「会社として社会の中で一定の役割を果たす」ことです。

会社はそれだけで存在するものではなく、あくまで社会の中にある存在です。そのための対外的な関係を構築することも社長の重要な仕事になるのです。

そこから導き出される業務は以下の2つです。

  • CSR(企業の社会的責任)
  • 対外的な関係の構築(金融機関、BtoB取引、業務提携など)

昨今注目を集めるCSRは企業の社会的責任と呼ばれるもので、社会的な存在である会社が法令を守ることはもちろんのこと、可能な限り環境に配慮して事業活動を行うことが求められます。

こうしてコミュニティの中で一定の役割を果たすことで、会社は存続するのです。

中小企業における社長の特殊性

 

さて社長の大きな3つの仕事を確認したところで、中小企業の社長ゆえの特殊な仕事について解説します。

日本の会社の99%超は中小企業ですが、小さいゆえに事業や社員が社長に依存する程度も大きい点に注意が必要です。

中小企業では社長が現場業務を行う必要もある 

社長というと現場業務から離れて経営に集中しているイメージがありますが、原則としてそれは一定の規模をもつ会社のみです。

中小企業では社長であっても以下のような現場業務を行うケースが多くなります。 

  • 営業
  • 開発・製造
  • 経理
  • 財務
  • 広報
  • 法務

特に営業、開発・製造は社長の前職と結びついている場合も多く、社長自らこなしている中小企業は多いでしょう。

その上で社長となったからには、会社を維持するために経理、財務、広報、法務の業務が必要になります。

これらの業務は会社に余裕が出てくると徐々に管理職に引き渡されていきます。

その一方で、中小企業においては社長がバリバリと営業して売上を立てることで社員もモチベーションが上昇するのも事実です。

あなたの手に現場業務が残っている場合は、それに打ち込む背中を見せて社員を引っ張りましょう。

事業規模に合わせた組織作り 

現場業務とあわせて中小企業において社長に求められるのは、会社の組織作りです。これは中小企業の成長が早い場合が多く、また現時点では組織化が十分に進んでいないためです。 

そこで中小企業では成長に合わせて、必要な管理職を設置し、システムを構築し、専門業務を外部に委託して、組織を作る必要があります。

そうしてあなたが経営に集中できる環境を構築し、最終的には社長が交代してもビジネスを維持できる強固な組織を作っていきましょう。 

社員からの信頼を得られない社長の5つの特徴

 

ここまでの内容で社長の仕事がある程度見えてきたでしょうか? 

社長は会社全体の業務を統括しなければならないため、多忙を極めるのですね。こうした社長にとって社員からの信頼を得ることは何にもまして重要です。 

そこで、ここでは社員からの信頼を得られない社長の特徴について確認してみましょう。これを反面教師として社員からの信頼を獲得し、会社で一丸となってビジネスに取り組んでいくのです。

思考の柔軟性がない

社長の思考に柔軟性がないと、社員は会社を良くしようという気持ちを失ってしまいます。

それこそ社員から提案があった際に、それを明確な理由なくはねつけてしまうと社員は二度と新しい提案をしてくれなくなるのです。

また社員と世代に隔たりがある場合、新しい技術を利用することに社長が反発を覚える場合があります。こうしたケースにも注意が必要です。

ビジネスを成長させるためにはトップである社長が思考を柔軟に保ち、新しいアイデアを積極的に取り入れる必要があるでしょう。 

感情的に行動する 

社長の感情的な行動も社員の信頼を失わせることにつながります。特にその感情が社員に向けられると最悪ですね。

デリカシーのない態度、日によって気分が大きく変わること、そして社員を他の社員の前で怒鳴りつけることは避けましょう。

社員のミスによって怒りを覚える場合もありますが、そこで一呼吸おいてミスの原因を除去する方法を考える社長だと、社員も萎縮せずに成果を出してくれるでしょう。 

社員を管理できない

社長の仕事の部分で、社員の労環境を適切なものにするのが大切と述べましたが、そこを疎かにするのが「社員を管理できない社長」です。

長時間労働、サービス残業、有休の不当な拒否。人物のえこひいきなどは、それだけで社員のモチベーションを下げます。

注意すべきは社長と社員では立場が大きく異なるという点です。社長には労働時間の制限が原則ありませんが、社員は違うのですね。

そこで「社長である自分がこんなに頑張っているのだから社員も…」と考えてしまうと、信頼は失われます。

ワンマン社長

いわゆるワンマン社長は場合によっては強いカリスマ性で社員を引っ張ります。こうしたケースも中小企業には多いのですが、長期的な会社の存続を考えるとデメリットが大きくなります。

社員が社長に依存し、また社長が交代した場合のリスクが大きいためです。

将来のビジョンがない

前半でクレドや経営理念に触れましたが、こうしたものを通して社員に将来のビジョンを見せることのできない社長も社員からの信頼を得られません。

こうしたビジョンの不在により社長と社員が同じ方向を向くことができず、社員に「社長は自分の利益しか考えていないのではないか」と思わせるためです。

クレドや経営理念ははじめから明確で優れたものを定める必要はありません。無骨であってもあなたの思いを素直に伝えるものと作り、時間をかけてブラッシュアップしていきましょう。 

社長のスケジュール管理のコツ

 

記事の最後に、社長のスケジュール管理のコツを3つ紹介します。ここまで確認してきた通り、社長の毎日は忙しくなりがちです。

そのためスケジュールを効率的に管理することで、仕事効率を上げる必要があるのです。

デジタル管理を始めよう

社長の中にはアナログの手帳でスケジュールを管理している人物もいるでしょう。もちろん使い慣れたツールで管理することは決して悪くありません。

しかし使い慣れているという点だけで、デジタルツールにあるリマインド機能、バックアップ機能、共有機能などを放棄するのはいかがなものでしょうか。

それこそ昨今はスマホとPCを簡単に同期することができ、簡単にポケットに入れて持ち運べるスマホにスケジュールの全てを集めておくメリットは大きいでしょう。

重要な業務は午前中に集中させる

1日のうち最も生産性の高い時間は午前中といわれています。もちろん規則正しい生活が前提ではありますが、十分な睡眠をとった後の午前中の方が、体力が回復して頭が冴えるのは当然です。

そのため事業企画の打ち合わせ、重要なミーティングはなるべく午前中に集中させると良いでしょう。

そして午後からは機械的にこなす側面の強い事務的な仕事を進めるのです。こうして仕事にメリハリをつけることも忙しい社長には必須になります。 

メールを返信する時間を決めておく

現代の社長の1日のうち決して少なくない時間を占めるのがメール返信の時間ではないでしょうか。

取引先からのメール、税理士からのメール、社員からのメール、営業のメール…これらについて届いたはしからいちいち返信していたのでは他の仕事に集中できなくなります。

そのためメール返信の時間は午前中に1回、午後に1回と予め決めてしまうのがおすすめです。その上で緊急の連絡には電話を使うように社員に周知しておきましょう。

これで煩わしいメール返信に左右されずに仕事を一つずつ片づけることができます。 

まとめ

いかがだったでしょうか? 

今回は社長の仕事について解説してみました。会社のトップである社長の仕事は非常に幅広く、また会社の特徴によって具体的な部分に違いが出るところに難しさがあります。 

あなたもこの記事で紹介した内容をもとに、あなたの会社特有の事情を加味して具体的な仕事を考えてみてください。

今回の記事の内容をまとめると以下のとおりになります。 

  • 社長の仕事は、継続的に利益を上げる、人を束ねる、会社の対外的関係を作ること
  • 中小企業の社長は現場業務も多く、また成長に合わせた組織づくりが必要
  • 社員からの信頼を失う行為はデメリット以外のなにものでもない
  • 重要な業務は午前中に集中させ、メール返信は予め決めた時間のみとしよう

社長は会社の中で最も忙しい存在です。そのため自らのなすべき業務を的確に把握し、スケジュール管理を効率化して臨む必要があります。

あなたも会社の特徴を加味して、社長の仕事を今一度検討してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です