社長が勉強すると企業が変わる!忙しくてもできる3つの勉強法

社長とは、企業の中での最高意思決定者です。社長が決めたことが企業の方向性を決めるため、社長の判断が誤っていたり気分だけで決めたことは、後になって重大な問題を引き起こしかねません。

それを防ぐために重要なことは何か。それは間違いなく「正しい知識」と「正しい情報」です。物事を決めるのにあたって持っている知識や情報が足りなかったり間違っていては、正しい判断を下せるはずもありません。

そんな正しい知識や情報を得るために必要なのが、勉強です。「勉強なんて学生の頃だけでもうたくさん」と思われるかもしれませんが、人間は生涯勉強をし続けるべき生き物です。しかもそれが企業の進む道を決める社長であれば、なおさらです。

社長こそ勉強が必要であると言われても、どんな勉強をするべきなのかがイマイチよく分からない、何から手を付ければ良いのか分からないという社長さんのために、「社長がするべき勉強」について解説します。

1.社長と勉強の関係

社長こそ勉強するべきであるとすでにお感じの方はともかく、あまりそういった意識をもっていなかった方にとっては、「今さら勉強して何が得られるのか」という疑問をお持ちだと思います。まずは、社長と勉強の関係について持つべき意識を整理しておきましょう。

1-1.成功している社長は勉強熱心である

すでに成功している社長は総じて勉強熱心な人が多いという、ひとつの傾向があります。著名な投資家であるジム・ロジャースは「投資家として成功したいのであれば、投資の神様と言われている人々の話を聞くより、歴史や哲学を学んだ方がいい。そのために欠かせないのが読書である」と述べています。投資家として成功するのであれば投資の勉強をするべきなのでは?と思ってしまいますが、彼に言わせるとそれよりも大切なのは人間やその生い立ちという普遍的な学問であるというわけです。小手先のテクニックを学ぶのではなく、体系的な教養を持つべき、という意味でもあると思います。

うまく時流に乗って成功することができた名物社長は、なぜ時流にうまく乗ることができたのでしょうか。それは、「時流」を理解することができたからです。そして「時流」を知るためには勉強するしか方法はなかったはずです。

1-2.社長こそ勉強するべき3つの理由

社長こそ勉強するべきである理由は、主に3つあります。

1-2-1.社会、経済の動きをキャッチするため

先ほど時流にうまく乗って成功した社長のお話をしたように、社会や経済は常に変化を続けており、常に新しいニーズが生まれています。このニーズをいかに早くとらえ、そこに応えていけるかは重要な成功メソッドです。常に勉強することによってその可能性はどんどん高まりますし、そもそも勉強する姿勢を持っている人はそういった新しい動きに対する好奇心も強いはずです。

こうした動きをキャッチして、それを形にするには他人にはない教養や気づきが必要です。それを養うのが、日々の勉強です。

1-2-2.率先垂範

社長自らが考え、行動する姿は社員に対して無言のメッセージとなります。そのメッセージに気づいた社員は「社長も頑張っているのだから」とモチベーションを高めることができるわけですが、勉強もそのうちのひとつです。

常に新しい知識を吸収し、朝礼やミーティングなどでそれを語る社長の姿は、社員にも勉強の大切さを伝えるのに十分です。勉強する組織には多くの可能性がもたらされます。

1-2-3.経営力を高めてリスクを削減する

社長が勉強するべき内容の中には経営学など経営そのものに関する知識も含まれます。経営に関する数字に強くなることや、経営についての教養を高めることは経営リスクの削減につながります。社長が経営力を高めることで経営の健全性が高まり、それは社員の幸福にもつながるのです。

1-3.勉強しない社長の行く末

逆に勉強する大切さをあまり理解していない社長の行く末とは、どんなものでしょうか。最もリスキーだと思われるのが、大局的な視野や時代への理解の欠如です。これらはいずれも経営者にとって必須のものばかりですが、勉強しないということは新しい知識や情報が入ってこなくなることを意味するので、どうしても古い考え方のままになってしまいます。

常に時代は前に進んでいます。立ち止まることは相対的な後退にほかならないので、勉強しない社長は次第に時代に取り残されてしまい、古い考え方から脱却できない経営者になってしまいます。

そんな頭の固い思考の社長が経営を続けていった企業がどうなるかは、もはや言うまでもないと思います。

2.社長が勉強するべきなのは、この3つ

前章では、社長が勉強する必要性を理解していただきました。それでは、社長が勉強するべきこととは何なのでしょうか。あまり多くても勉強の意欲がわきにくくなりますので、3つに絞り込みました。

2-1.経営に関する数字に強くなろう

経営の現場には、実に多くの数字が登場します。経営に関連する数字は理解が進むほど経営の現状を正確に把握できるようになりますし、将来に向けた戦略もより精度の高いものになります。

税理士や会計士などに任せっきりにしている社長の多くは、数字が苦手という意識を持っているかもしれません。しかしそれらの数字には経営や企業の将来における重要なヒントが隠れているので、「数字に強くなる」ことはとても意義の高い勉強です。

今は座学だけでなくネット動画などで学ぶ方法も発達しているので、まずは手軽に始められる方法を試してみて数字に対するアレルギーのようなものを克服できれば大きな進歩だと思います。

2-2.経営そのものを学ぼう

数字だけでは経営の全体像を理解することはできません。書店に行くとたくさんの経営に関する本が売られていますが、こうした本は社長向けに売られている経営本です。もちろん一般のサラリーマンなどの方々が読んでもスキルアップになる内容になっていますので、こうした本を読むことは大いに意義があります。

先ほど社長が学ぶべき理由のひとつに、経営リスクの削減を挙げました。経営に失敗は許されないとお感じの方ほど、経営そのものを学ぶことは得体のしれない不安の解消にも役立ちます。

2-3.常に時代の動きをキャッチしよう

企業が生き物であるのと同様に、社会や経済も大きな生き物です。生き物である以上、常に変化を続けています。それぞれの時代で社会が抱えている課題をいかに解決できるか、そこに何か提案ができるかは、企業の成長に大きく関わる部分です。

時代の動きをキャッチするための勉強は、企業の成長戦略そのものです。テレビや新聞などから情報を収集するのもひとつの方法ですが、こうした方法だけだと目線が偏ってしまう可能性もあるので、できるだけ幅広いチャンネルから勉強することをおすすめします。

今の時代であればネットの活用が最有力ですが、それ以外にもラジオ番組や地上波以外のテレビ、電子書籍、オンラインセミナーなど、勉強する機会はどんどん増えています。こうした多種多様な方法から情報を収集し、自分にとって必要なものを取捨選択して高めていくことは情報リテラシーを高めることにも役立ちます。

3.勉強する時間が取れない社長の勉強術

勉強の必要性、重要性は理解できたとしても、忙しくてなかなか勉強する時間が取れないという社長さんはとても多いと思います。そんな方のためにお伝えしたいことは、3つです。

3-1.時間が無いのではない

「忙しくて時間がない」という方に一度思い起こしていただきたいのですが、それでは食事をする時間も、移動したり、大事な仕事をする時間もないのでしょうか?本当にないのであれば、現在の立場を維持できていないはずです。

人は忙しいとそのことばかりに関心が向いてしまい、勉強など新しいことをしようとしても「忙しいから無理」と門前払いをしてしまうものです。時間がないのではなく、「勉強する時間」がないだけです。1日24時間という時間は、すべての人に平等に与えられています。世の中には勉強熱心であるがゆえに成功している社長はたくさんいます。この事実がある限り、「時間がない」というのは都合の良い言い訳なのかもしれないと考えてみてください。

3-2.隙間時間に勉強する方法はいくらでもある

どんなに忙しい人であっても、隙間時間はあります。電車を待っている時間、電車に乗っている時間、待ち時間、寝る前のちょっとした時間などなど、これ以外にも隙間時間はたくさんあります。実はこうした時間を合計にすると、人は1日のうち多くを隙間時間として浪費してしまっています。

この隙間時間を、勉強に充ててみましょう。本やネット記事を読む、ネット動画を視聴する、eラーニングを利用する・・・これらはいずれも隙間時間でも十分できることばかりです。

特にeラーニングは隙間時間を活用することも視野に入れて教材が開発されているため、1回あたり10分から15分程度のレッスンがほとんどです。この10分から15分というのは「チャンク」と呼ばれており、人間が最初の集中力を維持できるのはチャンク1回分であるということが根拠になっています。この少ない時間に集中力を保ちながら勉強をしていけば、隙間時間がとても有意義なものになります。

3-3.自分だけで勉強しようとしない

3つ目のポイントは、とかく孤独な立場になりがちな社長の殻を破る思考です。自分だけで勉強しようとすると時間的に限界があるのであれば、企業の中にいる幹部や社員など、人的資源を大いに活用すれば良いのです。お互いに異なる分野を勉強してそれを発表し合う機会を設けるなど、社長だけでできないことは手分けすることで企業全体の知識レベルが向上しますし、勉強という共通の作業による一体感も期待できるでしょう。

4.まとめ

社長と勉強の関係については、多くの方々が薄々その必要性や重要性をお感じのことと思いますが、課題が漠然としていることもあって先延ばしにしてしまいがちです。しかし勉強が持つ意義や効果を知ることで、勉強しないことは損失につながるという意識を持つことができるはずです。勉強といっても学生時代のように強制されるものではなく、「社長の勉強」は自分が少しでも興味を持てることを伸ばしていくクリエイティブな作業です。それが自身だけでなく企業の成長につながるのであれば安いものという思考を持ち、ぜひ意義ある勉強習慣を身につけてください。

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